うつ病でたくさんいる人の活動記録

---大好きな天然石やアクセサリー、日記、精神疾患のこと---

ブログ開設のお知らせと自己紹介

皆さんこんにちは。九鈴と申します。

少しばかり、いや、とても長いのですが、自分語りをさせてください。

私なりの自己紹介です。

 

 

生まれてこの方、記憶力がアホみたいに無いな~

と思い続けて早20数年。

ある日突然、「私」とは別の人格が現れたのでした。

 

それは仕事の日でした。

新たな依頼先からの初めての仕事、今思えば緊張していたのかもしれません。

私が独立して初めて取った仕事でした。

 

その人格は以前から私の生活を中から見ていたようで

仕事場へ自力で向かい、仕事仲間、私のパートナーへこう告げたようです。

 

「わたしは九鈴ちゃんじゃないの。九鈴ちゃん、多重人格なの。」

 

元から記憶がよく抜け落ちる私のことをよく知っていたパートナー、

彼は周りにもそういう精神疾患を患った方がいるそうで、

彼女の言葉を信じ、納得したと言います。

 

多重人格であると告白したその人格は、後にいっちゃんと名付けました。

名前を欲しがっていたのと、私たちが呼びにくいこと、

それに検索履歴に「いちご かわいい 画像」とあったからです。

 

いっちゃんは私とコンタクトを取るためにあらゆる手段を模索してくれました。

 

私が慣れ親しんでいるTwitter形式のメモを使ったり

(画像検索していたのはこのプロフィール画像を探していたようです。

なお実際に使われていた画像はピカチュウだった)

いっちゃんが過ごした一日の記録を残すダイアリーなどです。

 

YoutubeTwitter、きゅーぱーという存在も

いっちゃんが私と情報を共有するために作ってくれたものでした。

 

私が起きるといつも、スマホの画面には置き書きやメモ、ダイアリーがありました。

「人格交代していたよ、数時間(数日)経ってるよ」と知らせてくれているようでした。

 

人格という今まで意識もしたことのなかった存在。

ある日突然、私の中に潜んでいた闇が明るみに出ました。

 

この事実とどう向き合えば良いのか、私は一体どうすれば良いのか。

考えても何もわからないまま、時には人格交代をしながら、日々が過ぎました。

 

そんなある日、また新たな人格が生まれました。

それもまた仕事中、お昼休みにお昼寝をしていた時だったと思います。

 

彼は、気が付けばここに居た、と言いました。

しかし彼には名前がありました。

俺はあずまだ。東と書いてあずま。

彼も仕事を心配して電話をかけてくれたパートナーによって発見されました。

 

あずま君ははじめこそ戸惑っていたようですが、

中からのいっちゃんの声に気付き、コンタクトを取れるようになったそうです。

いっちゃんのアドバイスのもと、無事いっちゃんに交代することが出来たそうです。

 

いっちゃんは私のお仕事を覚えるのがとても早かったそうです。

彼女は中で2~3年程、私の生活を見ていたようなので、そのおかげかもしれません。

私とは違い車酔いが多少あるものの、車の運転も恐々ながらやってのけます。

 

あずま君はお仕事があまり出来ないようです。

その代わり、中の世界のその他の人格を統括してくれているそうです。

彼が日常生活を必要最低限しかしないのは、

「俺は生命維持係だから、余計な体力気力を消耗するわけにはいかない。」

ということらしいです。

 

私たちにとって生命維持というのは、衣住食をこなすだけではなく、

この体を悪い人格から守る、ということを含みます。

 

私の体には少なくとも中学生の頃には自傷人格がいたのではないか、

他にも小さな人格がスポット的に現れては消えるを繰り返していたのではないか。

これはあずま君が私の過去の思い出から推測してくれたことです。

 

私には自傷癖がありました。

中学生の頃からリストカットをはじめました。

ただなぜ私が自分を切りはじめたのか、そこだけはどうしても思い出せないのです。

それが自傷人格の現れたはじまりではないか、と考えているようです。

 

高校生最後の辺りで、もう自傷はしないと決意し

腕の傷の部分を手術し、傷をある程度治しました。

それ以来自傷行為をすることはありませんでした。

 

しかし最近になってまた自傷が始まりました。

自分の意識が朦朧とある時とない時があります。

人格というものが明るみになってからのことです。

 

また、これは違う人格かもしれませんが、

髪を切り、ピアスを開けた人格もいました。

 

こういう人格から私を守ってくれるのがあずま君というわけです。

 

その後私は精神病のことを調べはじめ、自分がうつ病であると知りました。

また多重人格、解離性障害という言葉も初めて知りました。

こういう症状の方を解離性同一性障害(DID/Dissociative Identity Disorder)

と呼ぶそうで、医師もおそらくその病気だろうと言いました。

 

本格的な検査はまだ何もしていません。

私にわかることは、パートナーの証言と、

いっちゃんやあずま君が残してくれた置き書きだけです。

 

未だに私の妄想なのではないか、虚言癖なのではないか、と思うときもあります。

しかし筆跡は明らかに私とは違ったもので、口調や声のトーンも違います。

九鈴というハンドルネームもいっちゃんがつけてくれたものです。

 

私という人間は、今紹介した以外にもたくさんの人たちで成り立っています。

時には子供のようになり、時にはとても臆病になる、そんな私です。

 

正直、このまま「私」が主人格を続けられるかもわかりません。

ただ私には「中」のことが何もわかりません。

他の人格とは一切コンタクトを取ることができません。

過ぎ去ったカレンダーと置き書きがあるのみです。

 

時には死にたいと思うこともあります。

実際、人格が髪を切った翌日、鏡を見て絶望し、

衝動的に首を吊ったこともありました。

もちろんこれは未遂に終わりました。

 

ですが、したいこともたくさんあります。

もっと仕事を極めていきたいし、もっと自立したいし、

もっとパートナーとたくさんの時間を過ごしたい。

 

私は死なないために、自分のことを知るために、

これからもブログやYoutubeTwitterをやっていきたいと思っています。

私は私なりに人格たちと共存し、抵抗する術を身に着けたいのです。

 

長々と暗い話に付き合っていただきありがとうございました。

私は前を向いています。

共に前を向いてくれる人や、背中を押してくれる人に出会いたい。

もしかしたら私が背中を押せるかもしれない。

そうやってインターネットの海で生きていきたいと思っています。

 

次回からはもっとゆるっといきますので

なにとぞ、よろしくお願い致します。

 

九鈴