うつ病でたくさんいる人の活動記録

---大好きな天然石やアクセサリー、日記、精神疾患のこと---

ハムスターと振り返る一年半

こんにちは、九鈴です。

 

自分の思い出の整理のために書きます。

 

飼い始めたのは一人暮らしをはじめて2ヶ月後くらいのこと。

今までの仕事を辞め、全く違う業種の仕事へ飛び込んでいったとき

その業種はいかにもサラリーマンといった感じで

オフィスも人間関係もとてもストレスフルだった。

そんなときに生活のパートナーとして迎え入れた子でした。

 

仕事の帰りに寄ったペットショップでどの子にするか選ぶとき、

ゲージに手を入れてもなんの関心も示さなかった子を選びました。

最初はビビリ倒して微動だに動かないぬいぐるみのような感じだったのですが、

思ったとおり、とってもマイペースな子で

人に警戒することもなく、後々飼い始めたネコにも全く動じない

とても肝の座った子でした。


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これはビビリ倒してるときの写真。動かなかった。笑

 

寒くなりだした頃だったので、お弁当を入れる保冷バッグに入れて

電車でお家まで連れて帰ったね。

 

名前はつくしちゃんです。

のびのびとマイペースに暮らしてほしかったので

この名前がぴったりだと思ったのです。

 

人の手に乗ることも何の躊躇いもない様子で

噛むこともほとんど無く

よく撫でて毛並みを堪能していました。

ハムスターの毛並みはとても柔らかくて癒やされるの。

 


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パートナーの手のひらに乗る小さな命。

長生きしてほしいと思い、餌もちゃんと健康的なものを選びました。

いつもごはんを入れるときには、寝床からもぞもぞと出てきて

飛びつくように「ごはん!ごはん!?」と反応してくれました。

そして好物のひまわりの種や野菜から、もぐもぐと頬にたくさん詰めて寝床へと戻るのです。

 

ただこの子はカラカラと回るおもちゃがどうも苦手だったようで

少し斜めになっているタイプでないと上手く遊べないようでした。

最初は全然運動してくれなくて、色々試行錯誤した記憶があります。


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寝床も箱や陶器の入れ物は好みじゃないようで

自分で床材をこんもりと集めて、その中で過ごしていました。

 

実際に触れ合う時間はそれほど長くなかったものの

走る様子やごはんを食べる仕草など、色んな面でこの子は私を癒やしてくれました。

この子が存在しているだけで私は嬉しかったのです。

 

そんな子がついこの間、急にごはんを食べに来なくなりました。

心配して寝床を覗いてみると、少しもぞもぞと反応するだけで起きようとはしませんでした。

その翌々日、まだごはんは残ったままでした。

寝床に包まったつくちゃんは微動だにしませんでした。

つい数日間まで元気にカラカラと走っていたのに。

 

ハムスターの寿命が短いことはもちろん知っていました。

だけどこの子の存在がいかに大きく、私の支えとなっていたか、今になって思い知らされました。

 

一年半、たくましくのびのびと生きてくれて私は嬉しいです。

安らかに眠るように逝ってくれたのもきっと寿命だったのでしょう。

 

私はこの子になにかを与えることができたでしょうか。

ネコと同じ部屋で過ごす環境、ゲージにはネコ対策をしていたものの

少なくとも快適とは言えなかったでしょう。

1年目の冬は暖房もなく、簡易な電気毛布と加湿器でゲージを包んでかろうじて適温を保ってましたね。

引っ越しも2回しました。移動や環境の変化も多かったでしょう。

その中でこの子は幸せだったでしょうか。

ひとり寂しく退屈ではなかったでしょうか。

 

私にできる限りのことはしたつもりでした。

それが彼女にとって幸せだったことを願います。

 

私がつくちゃんと過ごした期間は、私にとってとても大きな人生の分岐点であり

それをずっと見守ってくれていたのがつくちゃんでした。

マイペースで良いと思えるようになったのも、この子に教わったことです。

 

次の人生があるのなら、また私と一緒に暮らしてほしいと思います。

彼女が安らかに眠れるよう、これから火葬して供養しに行ってきます。

 

素敵な思い出をありがとう。

感謝の気持ちでいっぱいです。

 

九鈴